今日は皆既月食。
2年生の英語の授業を一部、理科に振り替えて、
日食と月食の違いやそれぞれの起こる仕組みを説明しました。
その後、食の最大となる20時ごろには授業を一時中断して、
外に出て実際に自分たちの目で月食を観測してもらいました。
雲の少ない観測日和で、かなり鮮明に観測することができました。
中にはスマートフォンで綺麗に撮影しようと四苦八苦している人もいました。
中学3年生の理科では「天体」を学習します。
日食や月食のような何十年、何百年に一度の出来事もありますし、
月の満ち欠け、太陽の動き、見える星座の変化など、
毎日休まず頭上で起こっている出来事も出てきます。
それらを学習する際に、自分の目で見たことがあるかどうか、
普段の生活で意識しているかどうかは非常に重要になります。
紙の上では想像しにくい壮大な天空の世界。
絵図や動画で見るよりも、実際に空を見上げて、
「今日は満月だ。明日以降、どう形が変わるだろう?」
「影がずいぶん長く伸びている。太陽が低い位置に見えるようになったな。」
そういったことを実感しておくことが理解を深める助けになります。
理科に限らず地理などでも、実際に見て、触れて、時には味わって、
様々なことに興味を持って体験していくことが学習の核になるのです。