中学3年生を対象に「大阪地方裁判所」へ行きました。
前日に続いてとても天気が良く、社会見学日和となりました。
まずは中央公会堂前で記念撮影。
その後、裁判所へ向かいます。
実際の法廷内を見学させてもらいました。
裁判官に扮する人、弁護を担当する人、被告人役の人、
自然と役割が決まってプチ裁判コントが始まりました。
記念撮影や法廷内の見学が終わった後、
実際の刑事裁判の傍聴に移ります。
その日、全員が最初に傍聴した裁判はかなりの重大事件で、
検察側は懲役6年を求刑、弁護側は無罪を主張するという、
双方の主張が真っ向からぶつかるものでした。
みんな両方の意見を真剣に聞いて、自分なりにいろいろ考えていたようです。
傍聴終了後、全員に「有罪か無罪か、どっちやと思う?」と尋ねると、
「被告人はウソついてると思う! あの言葉は信用でけへん!」という人、
「裁判中に被告人が流してた涙はホンマやって! 無罪やって!」という人、
見事に意見が分かれました。
「もしみんなが20歳になって裁判員に選ばれたら、それを決めないとあかんねんで。
他人の人生を大きく左右することになる。そう考えると裁判員って結構大変やろ?」と言うと、
「絶対ムリー!」、「やってみたい!」とこちらも意見が割れました。
どんな立場であれ、自分で考えて自分の意見を持つことはとても大切です。
裁判所を出た後は近くにある大阪天満宮へ合格祈願に。
「ご縁がありますように、で5円入れるねん!」
「違うでー、十分ご縁がありますように、で15円やって!」
とは言え「天は自ら助くるものを助く」といいます。
努力なしで神頼みではもちろん上手くいきません。
「精一杯の努力+道真公のパワー」で志望校合格を勝ち取りましょうね。
これで2年目になる裁判所への社会見学ですが、
子どもたちに大きなプラスになっていると実感します。
実体験を通して知識を自分のものにすることは勉強面ではもちろん、人間的な成長にも必要です。
これからもいろいろなことを体験してもらえるようなイベントを実施していきたいと思います。