10月14日(土) 勉強の仕方

塾長日記

2学期中間テストが近づいて、教室にも早くから自習に来たり、

遅くまで残って勉強したりする生徒が増えてきました。

在籍生の他にも卒業生も勉強しに来ています。

卒業しても頼りにしてもらえたり、塾を勉強しやすい場所だと思ってもらえたりするのはうれしいことです。

 

テスト直前、勉強している生徒は大きく2つのパターンに分かれます。

1つはテスト1週間前になってから、学校の課題や提出物に取り組む生徒。

こういった生徒は普段の学習がおろそかになっていることが多く、

暗記教科も直前の詰め込みに頼りがちです。

もう1つはテスト1週間前にはほとんどの課題・提出物を終わらせている生徒。

学校で習って取り組めるようになった範囲は、その日のうちに終わらせておく。

そうすることで、テスト直前になったときに提出物に追われず、

自分の弱いところや苦手なところなど、本当に自分に必要な勉強に時間を割くことができます。

また、日ごろから課題・提出物に取り組むことが自然と復習になり、

暗記内容が頭に多く残っているため、直前の勉強が楽に感じられます。

どちらが良いかは言わずもがな、です。

 

そして、テスト直前の詰め込み学習の最大の欠点は、

「受験前にはすっかり忘れてしまっている」ということです。

定期テストはもちろん大事ですが、本当に大事なのはその先、受験です。

普段の学習内容の蓄積が一気に問われることになります。

その時に詰め込みに頼っていた人は、もう一度、一から覚えなおさなければいけません。

反対に、こまめに反復学習をしていた人は忘れている内容が少なく、

覚えなおすための時間も大幅に削減できて、学習時間に余裕が生まれます。

 

生徒からの「勉強の仕方がわからない」という質問、

保護者の方からの「うちの子は勉強の仕方がわかっていない」というお言葉は何度も聞いてきました。

そのときに「提出物はテスト1週間前までには終わらせていますか?」と聞き返すと、

答えは100%「NO」です。

「勉強の仕方がわからない」という人には、

まず「習った日のうちにチョコチョコと課題を終わらせておく」ことをお勧めします。

実践すればこの勉強法が「楽」で「効果的」だということが実感できるはずです。