11月 4日(土)卒業生の相談

塾長日記

今日は現在高校1年生の生徒が相談にやってきました。

内容は「文系・理系の選択をどうすればよいか」というものでした。

 

彼女はとても真面目で、中学2年生の時に入塾してから大きく成績を伸ばし、

もともとの実力相応校から2~3段階上の高校に合格しました。

現在の通学先である志望高校を決定するときも同じように相談を受けました。

その時に話していて感じたのが彼女の意志の強さでした。

彼女はこちらに決断を委ねるのではなく、自分で決断するためのアドバイスを必要としていました。

彼女に対して、私は過去の卒業生の話や高校卒業後の進路などの情報をできる限り伝えました。

結果、彼女は自分で決断し、その目的達成のために必死に努力を続けました。

 

今回の相談も「丸投げ」ではありませんでした。

高校卒業後にどんな仕事に就きたいのか、そのためには何を勉強すればよいのか。

私はそれにできる限りの判断材料を伝えました。

そして今回も、自分の納得がいく形で決断できたようでした。

 

塾には進路相談は付き物です。

中には合格実績のみを追い求めて、本人の意志を軽んじた指導をする塾も存在します。

けれども私は、それは塾本来の姿ではないと思っています。

もちろん、誤った方向に進もうとしているときには軌道修正してあげることも大切ですが、

一番大事なのはその生徒本人の意志、そして自分の進路を自分で選択する手伝いをすることだと思います。

 

卒業してもこうして相談に来てもらえると、「信用してもらえているのかな」と感じてとても嬉しくなります。

これからも生徒一人一人の意志を大切に、皆の人生をより良くするための手伝いをしていきたいと思います。